夏休み後のお盆明け、上高地へ家族旅行
2025年8月、お盆を過ぎた頃に、8歳の息子と5歳の娘を連れて上高地へ行ってきました。
うだるような暑さから逃げるため(笑)、主人の長期休暇になるお盆の時期は、毎年どこか涼しい避暑地を探しています。
ここ数年は、北海道か長野県の高地が我が家の定番です。
今年は長野県の上高地へ。
標高約1,500mの山岳地帯にあるため、平地よりも気温が5〜10℃ほど低く、8月の平均最高気温は約21.7℃、平均最低気温は約15.4℃と、とても過ごしやすい気候です。
実際の旅でも、日中は快適で、朝晩は少しひんやり。山の天気は変わりやすいので、散策の際には、薄手の防水ウインドブレーカーが大活躍するほど。

上高地は真夏の避暑旅行にぴったりでした✨
上高地へのアクセスと宿泊プラン
上高地はマイカー規制があるため、途中からバスまたはタクシーでのアクセスが必須です。
長野県松本側から向かう場合はさわんど駐車場から、岐阜県高山側から向かう場合はあかんだな駐車場から上高地へ向かいます。
私たちは今回、岐阜県側のあかんだなルートを利用しました。
あかんだな駐車場の一駅先にある平湯バスターミナルから上高地行きのバスに乗車。上高地の「白樺荘」に1泊、そして平湯バスターミナルから徒歩3分の「旅荘つゆくさ」に1泊という2泊3日の行程でした。
初日は「旅荘つゆくさ」に車を停めさせてもらい(事前に前日からの駐車が可能か確認済み)、12時過ぎのバスで上高地へ出発。
この時間帯は混雑も少なく、窓口でチケットを購入してすぐに乗車できました。
平湯バスターミナル周辺の駐車場は、特に夏休みシーズンは満車になりやすいため、宿泊予定の旅館に駐車をお願いしておくのがおすすめです。
今回のように出発時点で車を宿に停めさせてもらえたことで、早朝から満車になるあかんだな駐車場の混雑を心配せず、とてもスムーズに出発できました。
上高地まではバスで約25分。途中の山道の景色も美しく、快適でした。
帰りは上高地から最終バスで平湯バスターミナルへ戻りました。午後の混雑時には1時間ほどバス待ちが発生することもあるそうですが、最終便は待ち時間ゼロで乗車でき、子連れ旅行には大正解でした。
上高地から戻った後は、そのまま平湯温泉の宿に宿泊。移動の負担も少なく、特に小さなお子さん連れにはぴったりのプランです。
上高地「白樺荘」に宿泊!憧れの絶景ホテル
今回の旅のメインは、上高地の「白樺荘」。
テラス席からは穂高連峰を一望できる絶景の宿で、上高地について調べ始めた時から「いつかここに泊まりたい!」と思っていた憧れのホテルでした。念願叶っての宿泊です✨
白樺荘の予約時、4人一室での予約はできず、3名一室で予約。備考欄に「1人添い寝で4人泊まれるか」とリクエストしたところ、ホテルから「添い寝は2歳までだが、ネット販売していない広めの和室なら対応可能」との連絡をいただきました。追加料金を現地で支払い、無事に4人一室で宿泊できました。
平湯温泉「旅荘つゆくさ」で温泉満喫
後泊は、平湯温泉にある「旅荘つゆくさ」。
こじんまりとしながらも情緒あふれる温泉宿で、貸切温泉が3つもありました。
屋上の露天風呂、ステンドグラスが印象的な内湯、有名左官職人による手づくりの湯船——どれも個性があって素敵!
家族だけでゆったりお風呂を楽しめたのは最高の思い出です。
お布団はふかふかで寝心地も良く、冷蔵庫には「自由にどうぞ」とパンが用意されているなど、気取らない温かいおもてなしにほっこり。
館内に飾られたアート作品も印象的で、子どもたちも興味津々で見て回っていました。
手頃な価格ながら温泉も雰囲気も大満足。
また泊まりたいと思える、素敵なお宿でした。
平湯温泉街を散策中に見かけた「星野リゾート 界 奥飛騨」もとても素敵で、次回はぜひ泊まってみたいなと思っています・・・💕
河童橋に到着!夢の絶景に感動
当日は11:30ごろ平湯温泉に到着し、旅荘つゆくさの駐車場に車を停めてから、平湯バスターミナル12時のバスに乗車。12時半ごろ、上高地に到着しました。
バスターミナルから河童橋近くの「白樺荘」までは徒歩5分ほど。スーツケースを引きながらの移動も、それほど大変ではありませんでした。
そして、ついに河童橋に到着!
目の前に広がる穂高連峰と梓川の美しい景色に、思わず息をのみました。透き通るような川の色と、雄大な山々のコントラストが本当に見事です。
お盆を過ぎた平日にもかかわらず、河童橋周辺は多くの観光客でにぎわっていました。みんなが同じように景色に見とれていて、なんだかとても幸せな空気が流れていました😊
憧れの上高地にようやく来ることができて、本当に嬉しかったです。

白樺荘にチェックイン!子連れでも快適なお部屋
チェックインは15時。まだ13時前だったので、フロントに荷物だけ預けて周辺散策しました。
小腹が空いて、売店の「安曇野のむヨーグルト」を。

とっても美味しかったです~!翌日もリピート買いしました🥰
白樺荘の予約時、4人一室での予約はできず、3名一室で予約。備考欄に「1人添い寝で4人泊まれるか」とリクエストしました。するとホテルから、「添い寝は2歳までで、5歳8歳の子連れだと3名一室のお部屋は宿泊不可だが、ネット販売はしていない広めの和室なら対応可能」との連絡が。追加料金を現地で支払う形で予約しました。
15時になりチェックイン。

お部屋の写真などがネットでは確認できなかったので不安もあったのですが、お部屋は広い和室で、冷房はなしですが扇風機あり。実際に滞在中は涼しく、扇風機も使わず快適でした。
トイレとバスタブも完備で、何より部屋から穂高連峰が一望できる絶景に感動しました。

部屋からの景色がこちら。贅沢すぎます。美しすぎます。ずーっと眺めていたい景色でした。
この景色が見られるのは、「白樺荘」ならではの立地の良さ。
穂高連峰と梓川の流れを正面に望む最高のロケーションで、朝の光に包まれる山々や、夕暮れに染まる空のグラデーションは言葉にならないほどの美しさでした。
観光客がいなくなった夕方以降の静かな上高地をゆったりと堪能。夜は満天の星空、朝は澄んだ空気の中で小鳥のさえずりを聞きながらの散歩——まさに上高地に泊まるからこそ味わえる特別な時間でした。



ウェルカムスイーツのショコラフォンダンが、とっても美味しかったです🥰子どもたちもペロリ。
夕食とナイトツアーで大満喫
夕食は17:30スタートのフルコース。子どもたちにはカレーなどの別メニューが用意されていて、「美味しい!」と大喜び。
お料理はどれも丁寧で、家族みんなで味わいました。

子ども用のカレーとハンバーグ、エビフライ、コーンスープ。

大人はフレンチコースです🥰





前菜からお魚料理、お肉料理、デザートまで、丁寧に作られていてどれも美味しかったです。
19:30からは待ちに待ったナイトツアー。
5歳の娘も参加できるか不安でしたが、子どもや高齢者向けのグループに分けて案内してもらえました。
懐中電灯を片手に暗い道を歩くと、広い河原に到着。

なんと満天の星空!天の川や流れ星まで見られて、子どもたちも大興奮。
道中では珍しい高山植物の解説もあり、自然の不思議を学びながら楽しく歩けました。


夜の河童橋。ナイトツアーの後に家族で少し夜のお散歩。ナイトツアーで見た星よりは数が少なかったですが、十分に美しい星々を眺めることができました。
白樺荘は河童橋が目の前なので、帰り道も安心できました。
早朝ハイキングで幻想的な景色を堪能
翌朝5:30、部屋から目を覚ますと、朝もやに包まれた絶景が広がっていました。
子どもたちを起こして、岳沢湿原まで早朝ハイキングに出発!

途中、熊ベルやダイソーで購入した熊鈴を持って安全に配慮。


最近熊のニュースが多いので少しドキドキしながら。。
湿原は幻想的で、どこを歩いても美しい景色が広がっていました。
子どもたちも自然に触れながら歩けて、忘れられない思い出になりました。


憧れの白樺荘テラス席で朝食
朝7時過ぎ、白樺荘のレストランで朝食。
テラス席は順番待ちでしたが、河童橋周辺を散策して時間をつぶし、7:50頃に席が用意されました。
この白樺荘のテラス席の写真を見て、上高地に行きたいと思ったので、夢がかなった瞬間でした。


窓いっぱいに広がる景色を眺めながらのビュッフェは幸せな時間でした。

エッグベネディクトや地元の食材を使った料理も美味しく、猿が歩く姿を発見して子どもたち大喜び。
遅い時間に入ったので朝食会場にいる人も少なくなり、のんびりとした空気が流れていました。
大正池ハイキングと自由研究
荷物をまとめ、10:00にチェックアウト。フロントで荷物を預けて、再び散策へ。
大正池方面をハイキングしながら、息子は珍しい花やキノコの写真をたくさん撮影。
帰宅後に写真を印刷して図鑑で調べ、夏休みの自由研究にも活用しました。




朝は晴れていましたが、途中で雨が降ることも。この旅のために薄手の防水アウターを準備して行ってよかったです。
10:00に河童橋を出発し、大正池到着は13:30。子どもたちと寄り道しながら歩いたので、のんびり楽しめました。

雨の大正池
五千尺キッチンでランチ&最終バスで平湯へ
大正池から河童橋まで、また歩くと1時間以上かかりそうだったのでバスで戻ることに。
大正池バス停から上高地バスターミナルまで料金支払いが必要かと思っていたのですが、 平湯バスターミナルから上高地バスターミナルまでの往復乗車券をみせると 大正池バス停から上高地バスターミナルまで追加料金なしで乗ることができました。
河童橋まで戻ると2時前。 朝食が遅かったものの、さすがにおなかはペコペコです。
お目当ての「五千尺キッチン」の山賊焼きを食べるために並びました。どのお店もいっぱいで、この時間でも30分ほど待つことに。

行列であきらめたカフェ小梨

TROIS CINQの信州完熟りんごのパイも、次回は食べてみたい😋
順番待ちの間、「KAMIKOHCHI BEER STAND」でソーセージとたい焼きをテイクアウト。ここだけは空いていて、すぐに買うことができました。歩き疲れた体にぴったりで、とても美味しかったです。

14:30頃、窓際の席に案内され、河童橋や川の流れ、穂高連峰の景色を眺めながらゆっくり食事を楽めました。

山賊焼き定食は口コミ通りボリューム満点で美味しかった!
味噌ラーメンもシェア。満腹でした~😊💕

遅い時間でお客さんもまばらになったこともあり、窓際の席へ案内してくださいました。
河童橋と穂高連峰と梓川が望める特等席でした。
白樺荘へ荷物を取りに行き、名残惜しくも上高地とお別れ。
最終バス(17:30)で平湯バスターミナルへ戻り、徒歩3分の「旅荘つゆくさ」へ。
バス待ちの心配もなく、余裕を持ったプランで安心でした。
まとめ:平湯温泉ルートは子連れ旅行にぴったり!
今回の旅では、
- 車を宿に預けて身軽に上高地へ
- バス移動も短く快適
- 帰りは温泉でのんびり疲れを癒せる
という点が本当に便利でした。
特に小さな子ども連れの場合、アクセスのしやすさと移動後の休息は大事なポイント。
上高地観光と温泉宿泊を組み合わせた「平湯温泉ルート」は、上高地へ行く際の早朝の駐車場混雑を避けたい方や家族旅行にぴったりのプランだと思います。
上高地の静けさと自然の美しさ、そして温泉での癒し——
家族で過ごした3日間は、まさに夏のご褒美のような時間でした😊✨
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