※最終更新:2025/06/11 この記事は改定ごとに数字を更新し、過去データも履歴に残しています。
ハワイなどの国際線をマイル特典で発券しても、燃油サーチャージと各種諸税は必ず現金で発生します。ところがこのサーチャージ、タイミング次第で数万円単位の節約も可能なのをご存じでしょうか?
ここでは
- 最新チャート(片道額)の推移
- 我が家の返金成功体験(4人で52,000円戻った!)
- 誰でもできる節約ワザ2つ
- 領収書でわかる“実費”の内訳
をまとめました。
2023年後半以降の燃油サーチャージの推移(片道)と、実際に我が家が2024年11月に往復4人分の特典航空券を発券した際の体験談を交えながら、知っておきたいポイントを解説します!
🔥 燃油サーチャージって?
燃油サーチャージとは、燃料費の高騰に伴って追加で徴収される航空券の“付加料金”です。マイルを使った特典航空券でも、燃油サーチャージと諸費用は別途現金で支払う必要があります。
サーチャージは2ヶ月ごとに見直され、シンガポールケロシンの価格平均などに基づいて金額が決まります。
📅 ANA燃油サーチャージ推移(東京発/片道|ハワイ・インド・インドネシア)
発券期間 | 片道額 | 前回比 |
---|---|---|
2025年6〜7月(NEW) | ¥20,400 | 1ランク下げ |
2025年4〜5月 | ¥23,100 | 2ランク上げ |
2025年2〜3月 | ¥18,500 | 1ランク上げ |
2024年12〜2025年1月 | ¥16,000 | 3ランク下げ |
2024年10〜11月 | ¥22,500 | 変動なし |
2024年8〜9月 | ¥22,500 | 変動なし |
2024年6〜7月 | ¥22,500 | 変動なし |
2024年4〜5月 | ¥21,000 | 1ランク上げ |
2024年2〜3月 | ¥24,500 | 2ランク下げ |
2023年12〜2024年1月 | ¥26,500 | 1ランク下げ |
※金額は片道あたり。往復なら×2、家族人数で乗算してください。
✈️ 往復だとどのくらい?
例えば、大人1人あたりの往復でのサーチャージを計算すると:
- 18,500円(片道) × 2 = 37,000円/人(往復)
- 家族4人だと → 37,000円 × 4人 = 148,000円(往復合計)
このように、マイルで無料航空券を取れても、サーチャージだけで数万円〜十数万円かかるケースがあります。
💡 我が家の体験談:サーチャージ返金の裏ワザ
我が家は2025年7月のハワイ旅行を2024年11月末に特典航空券で4人分発券しました。
2024/11/29発券時には、一人分の片道のサーチャージが22,500円、往復で45,000円でした。家族4人分で180,000円です。
しかし、2024年12月から燃油サーチャージが3ランク下がる情報を知った私は、とある技を使って12月に入った瞬間に52,000円の返金清算に成功しました。
タイミング | 1人あたり往復 | 家族4人合計 |
---|---|---|
発券時(2024/11/29) | ¥45,000 | ¥180,000 |
再発券後(2024/12/01) | ¥32,000 | ¥128,000 |
差額返金 | ↓ ¥13,000 | ↓ ¥52,000 |
🚀 サーチャージを安く抑える2つの方法
燃油サーチャージは“決められた金額を払うだけ”と思われがちですが、実はタイミングと発券後の工夫で節約可能です。ここでは、初心者でもすぐ実践できる2つの方法を整理します。
① 安くなる時期を見極めて発券
ANA公式サイトでは、過去・現在・未来 3期間分のサーチャージ金額を公開しています。将来分をチェックして安い期間に発券するだけで、大きな節約に。
路線 | 2024/10~11 | 2024/12~25/1 | 2025/2~3 | 最安時期 |
欧州・北米(ハワイ除く) | 35,000 | 25,000 | 29,000 | 25,000円 |
ハワイ・インド・インドネシア | 22,500 | 16,000 | 18,500 | 16,000円 |
タイ・シンガポールなど | 18,500 | 13,000 | 15,500 | 13,000円 |
ベトナム・グアムほか | 12,000 | 8,000 | 9,500 | 8,000円 |
東アジア(韓国除く) | 10,500 | 7,000 | 8,500 | 7,000円 |
韓国・ウラジオ | 4,000 | 2,500 | 3,000 | 2,500円 |
POINT: 最安期(2024/12〜2025/1)はハワイ往復でも 16,000円×2=32,000円/人!
サーチャージ改定スケジュール
発券対象月 | 改定額発表時期(目安) |
4〜5月分 | 2月中旬〜下旬 |
6〜7月分 | 4月中旬〜下旬 |
8〜9月分 | 6月中旬〜下旬 |
10〜11月分 | 8月中旬〜下旬 |
12〜1月分 | 10月中旬〜下旬 |
2〜3月分 | 12月中旬〜下旬 |
▶︎ 発表時期をカレンダーに入れておくと、最安発券チャンスを逃さない!
② 発券後に日時変更して差額をGET
「早めに席を押さえたいけど、サーチャージが下がるかも…」という時は、まず発券しておいて後から日時変更で再計算する方法が◎。
今回我が家はこの方法で返金を受け取ることができました!
2024/11/29に発券しましたが、2024/12からのサーチャージ引き下げがあったので、伊丹から羽田への国内線乗り継ぎの時間を変更することでサーチャージ差額が返金されました!
例えば日時の変更をしたくないという場合でも、一旦仮の便に変更して、すぐに希望の便に戻すという作業をするだけでサーチャージが清算されます。(ただし元の希望の便が埋まってしまうリスクはあるので自己責任で。)
- ANA国際線特典は変更手数料無料(同一ルート・同一シーズン内)
- 国内線区間の時間を1時間ずらすだけでも“再発券扱い”→サーチャージ最新額で差額調整
- 差額は後日クレジットカードへ自動返金
我が家はこれで 1人あたり13,000円、4人で52,000円 の返金を受け取れました。
注意点: 変更時に希望便が満席になるリスク/座席が分散するリスクがあるので、家族旅行は慎重に!
ANAでは2か月ごとにサーチャージが改定されるため、発券後も価格変動をチェックし、変更できるなら変更して差額返金を受けるのがオススメ!(一旦仮の便に変更してまた元便に戻すという技を使う場合元の便が満席になるリスクもあるため要注意)
また、逆にサーチャージが高くなっているときに日時の変更をしてしまうと、差額分請求されてしまうので要注意です!
✈️ マイル発券でも“実費”はゼロにならない
特典航空券は運賃そのものが0円でも、サーチャージや各種税金は必ず現金で発生します。ここでは大人1人分の領収書内訳を示し、どの費用が何なのかを見てみましょう。
🧾 2024/11/29発券時の領収書(大人1人分)の内訳と解説
項目(日本語) | 英語表記 | 金額 | どんな費用? |
---|---|---|---|
航空運賃 | FARE | JPY 0 | マイル特典なので運賃はゼロ |
航空保険料・燃油特別付加運賃 | AIRLINE SURCHARGE (INSURANCE/FUEL) | JPY 46,400 | 燃油サーチャージ+保険料(往復/大人1名) |
国内線旅客施設使用料 | DOMESTIC PFC | JPY 1,120 | 伊丹・羽田利用の空港施設使用料 |
旅客保安サービス料 | PAS. SECURITY CHG | JPY 700 | 国内線保安検査場強化の費用 |
国際線旅客サービス施設使用料 | INTL P.S.F.C | JPY 1,850 | 羽田国際線ターミナル利用料 |
国際観光旅客税 | INTL TOURIST TAX | JPY 1,000 | いわゆる“出国税” |
9.11 セキュリティフィー | SEPTEMBER 11TH SECURITY FEE | JPY 850 | 米国保安料 US$5.60相当 |
通行税 | TRANSPORTATION TAX | JPY 6,740 | 米国国内区間税 7.5%+定額頭割 |
動植物検疫使用料 | APHIS USER FEE | JPY 570 | 米国農務省検疫費用 |
入国審査料 | IMMIGRATION USER FEE | JPY 1,070 | 米国入国審査料 |
税関審査料 | CUSTOMS USER FEE | JPY 1,100 | 米国税関料 |
合計(大人1人):約 ¥61,400(内訳:サーチャージ46,400円+各種税金約15,000円)
※この金額はサーチャージ返金前の発券時の金額です。この後日程変更にてサーチャージが13000円クレジットカードに返金されました。
✅ まとめ
- サーチャージは片道チャート×往復×人数で計算。家族旅行だとインパクト大。
- 最安期を見て発券 or 発券後に再計算 の2ステップで節約可能。
- ANA国際線特典は変更手数料無料なので、返金テクは誰でも試せる。
- チャート発表スケジュールをカレンダー登録して、次回改定を要チェック
最新チャートは改定ごとに更新していくので、ブックマークしてお役立てください✈️
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ずっと気になりながらもなかなか買わずにいたんですが…使ってみて「なんでもっと早く買わなかったんだろう!」と思った商品!
それまでは、こどものおくるみで服を包んで持ち歩くという、
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